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1/24(月)p18〜20:15 情報誌イマージュVol.50 対談収録金時鐘さん ご自宅にて
時鐘(シジョン)さんは著名な詩人として、昔から顔見知りであった。奥さんのスンニさんが先にお知り合いになった。1977年頃に、私が習いだしたレザークラフトを教える在日コリアン2世の人の教室で、机を並べる仲であった。その後にスンニさんは、現存する(後継者が引き継ぐ)から掘り商店街にある「すかんぽ」という韓国日本織り交ぜての居酒屋を始められた。毎週と言うぐらいにレザークラフト教室が終わったら腹こしらえに我々はその「すかんぽ」へ出掛けた。 そこは時鐘さんが教えていた大阪文学学校の近くでもあり、毎回時鐘さんは関係者たちと宴をされていた。当時私は詩という世界が、情緒に流される甘さがどうしてもつきもの、と言うイメージが払拭しきれず時鐘さんへも近寄らなかった。 しかし、今回『ファン・ウンド潜伏記』の精華小劇場での公演を終えいよいよ韓国公演となる助走へ、在日コリアン1世で言語の世界で独特な詩の世界を築き、今尚一線を走り続ける金時鐘さんとの対談をできればと思い、申し入れさせて頂いた。 時鐘さんは申し入れに対し始めは躊躇されていた。82才というお年にはとても見えない、昔と変わらない活動というか、そのお陰で私もそうだが今になって改めてその言論の一つひとつの重要さに気付く世の中だと思う。だから余計に自己に引付けた責任感を感じられたのかも知れない。 精華での『ファン・ウンド潜伏記』公演楽日を、スンニさんと観に来られ、対談はトントン拍子に決まる。 時鐘さんは、態変をご覧になるのはこれで3回目だということを、私は初めて知り驚いた。 それは、後輩の活動を陰ながら見守ってくれていたのだ、という事実に。対談と言うよりも、時鐘さんの講演会を聴きに行った感も付きまとう、噛み合う話とは中々ならない点は当初より予想はしていたものの、それはそれで面白く、手厳しいアドバイスも頂けた。さすがに良く観ておられ、詩という芸術の世界を探究してこられた側からの視点での、真剣な投げ掛けは嬉しく、良き理解者がこんなに近くに居てくれたことに大きな発見をさせて頂いたしだいである。 例えば、前向きになって民衆が固まって抗議に出るシーンへ、同じ姿勢の繰り返しでは観る側が慣れてしまいマンネリ感がどうしてもしてしまう。これはもっと工夫をしないといけない。それを相手に与えない演出を、難しくても知恵を絞って毎回考え出さないと、専門家としての勝負には勝ったことにならない。芸術をあなたも一生としてやらなければいけないのだから、勝たなければいけない。 と言うような言葉を投げかけて頂く。私はこの時期にとても良い評価をして頂いた、と真摯に受け止めさせてもらった。 ある意味、態変が次の身体表現を求める時期に来ていると言う実感が私にもあって、そいうことを聴きたかったように思う。(写真:左から愛沢さん・金時鐘さん・私・スンニさん)
by kim_manri
| 2011-01-26 16:00
| 芸術の庭
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