いよいよ稽古も大詰めとなって、作品も仕上がりは上々、といったところで最終チェック段階と。
そこに今回突然NHKハートネット出演依頼が来て、OK し出ることにした。昨日のインターンシップ研修3から大阪にクルーで来て撮影しだしている。
テレビでの一つの作品にNHKが私のソロを切っ掛けに態変を扱い作るのだ。これまで実は、私自身のテレビ出演はあまり好きではない。勿論これまでも物を選んで、お断りはしてきて、受けるものは受けてきた。今後もそうだ。その基準に福祉系は吟味するようにしてきた。ハートネットは福祉系に属するといっても、もう少し幅広くしかもエッセンスを取り出すのでこれまでのものとは少し違ってきている。と言っても普段はテレビを全く見ないわたしだが・・・。
しかし、どうしても短い時間内で伝える媒体のテレビ番組はドラマ性を抽出して作るし、出演のこちらもどうしても予めそのことを了解し勝手に演じてしまうところが、テレビカマラの恐ろしさだ。そこを無視して自然体で行こうと思う。だがもともとが態変の場合、作るプロセス事態が濃いので、それをありのままに撮られると結構きついのが出現せざるを得ない。
私のソロ作品の作り方と劇団態変お作り方とでは、全然違う質が自ずとある。その対比が少しは見えるのが、私にとっても今回の興味である。
他者の目を通し自らを検証する、今回の『寿ぎの宇宙』への充実へとまた一歩貴重な機械になるだろう。