12/30 楽日
昨日4回目の公演は観客数は意外と伸びず40人。作品としてはますます面白くなってきていろんなものが現われては消え、聞こえては無くなり別次元へ行かされているようである。黒子との息合わせもぴったりとようやくベストな状態である。終演後『月下咆哮』についての観客とのアフタトークが急きょ入った。大野慶人さんも入って頂き、質問を受けたりしながらあっという間に過ぎる。
観客の藤本由香里さん(私の「生きることのはじまり」の編集者)が誘って下さった仙台の障害者の演劇の団体の方、そしてもうこ、末永蒼生さん(色彩学のハート&カラーの主催者)志賀さんの顔が客席に見える。
劇場を出る。公演のホール入り前に志賀信夫さんの取材を受ける。自分達で新しく作る雑誌の初刊の大野一雄特集の中でどのようになるかは解らないが、その為の取材であった。公演後1月の「百花繚乱」の為の打ち合わせ。大野一雄さんの制作の溝端さんも来て慶人さんも交えての打ち合わせ。といってもイタリア料理の店で赤ワインを2本開けながらゆったりと、今構想の段階での話をあれやこれやと膨らむ形で慶人さんも溝端さんも話ながら最低の必要な事が出て来るものに。慶人さんよりそのシーンで使う音源のいいのがありますよという事でそれと朝鮮の屏風が稽古場にありそれもいいかも知れないとか、1700(?)キャパの広い会場でいかに動かない演技を見せるか、という話になった。チケットはもう残りわずからしく、態変枠でも私の出演の同行スタッフでも何でもわかる人数は早めに伝えてくれ、とのこと。立ち見席も基本的には駄目なホールらしく、観たいと思っている人は絶対にチケットは購入しておいた方が良いようである。そこを9時前くらいに出て明日の公演に備える為に家路を急ぐ。
(続く)