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'07.3.14(水)
晴、毎日同じ時間に凄い夕立。 朝緊急に黒子対策がいるのではないかとのことで私から川喜多に提起をした。 それを完全に行なってから稽古の初めから参加させた方がいいだろう、今日の午前のレッスンはビデオ映像をこちらの役者に見せ、黒子は完全に手を放した状態で黒子のみの会議をさせることになった。 新しい黒子もこちらではぼつぼつあつまって来ていて、どの時期に何をすべきか適切にはかっていかなければならない状態である。私が日々障害者達にきつめのいディレクションを行い、舞台に上がる役者になる事について、演出でもその演技づけを説明したりと、結構手取り足取りの説明をやる時期だと思っている。そうなると黒子はまったく黒子の動作をやることだけで身構えている状態なので(新黒子は)居眠りをしたり、やる気満々な出ばなをくじかれるように時間を持て余している。 黒子組織をどのようにしていくかが急務な問題として出て来ているのだ。 レッスン/ ●『記憶の森』の2年前の初演のものと今年の2月アトリエで行なった公演の2つを見せ、今回のマレーシアで行なうものと私の演出からの目論みの違い、そしてプロとアマの違いについて私から説明をいれる。 昨年1月の私のワークショップ始めの際に基金の職員であるハフィズが通訳で来ていたのだが、彼が今日の午前中に今回は初めての通訳。非常に私の言葉を的確に捉え、3分の1ぐらいの短さで、役者たちに通訳を済ませている。時間がかからず私が直接障害者たちにしゃべっているという感覚で話しやすい。 非常に『記憶の森』をい見ながら、花魁の所では笑いが出、シャーも非常にゲラゲラ笑っていた。 ー昼休憩ー ・サバリャ話し込み バンギに長くいる障害者。半分職員の立場で。しかし中間管理職的なこのような施設で職員を勤める障害者の役割は立場としてもきっちりとした位置付けではなく(おそらく)職員とも違うし、同じ障害者とも違った立場である。 しかしこの公演にはそんな事は関係なく、障害者が如何に役者になるか、として私は扱う。という話とレオタードに対する抵抗感を彼女が持っていることに対しての話を聞く。 サバ この公演は大臣も来るかもしれないし、誰が観客として来るかも分らない。 私達の表現を観て、そういった人達から批判されるようなことも考えられる。 それが自分は心配している。この公演へは自分は最後まで参加しようと思うし、いい身体として自分も見つけたいと思う。レッスンには身が入らず一生懸命になれなかったように、金さんには見えたとしたら上記の理由が私を迷わせていた所なのではないか。 昼レッスン/2時半開始 ■冒頭1シーン 昨日にバンギの3人へ宿題として出していた、動きの行程部分も含めて最初から見る。マリヤニの動きが上手く行かない、と言うもので2回元に戻してやりなおしするが、これは時間が掛ると判断し明日へ廻す事に。 ■■8シーン 長く全員を待たせる事となった昨日の稽古。そこで8シーンへと。 初日レッスンの通しをやらせ、私を怒らせたところ。本格的に触るのはこの日が初めて。 態変の群舞は、障害の取る姿勢=寝た切り姿勢・座り姿勢・立ち姿勢、の制限を、そのままに集団でやる群衆演技=コロスだから、手間暇のかかる。 初 何度か行程を付けようとして、合図の動きの行程が呑み込めず、次の展開へ進ませられない状態で私からの「ストップ」で、3回ぐらい元に戻してする。 それでも中々みんなの動きで、行程の踏襲とならず。4回目の詰まりに遭遇。 みんなに「これ以上みんなが集中しないのならば、これ以上今日は、遣っても仕方がないだろう。」と、私は怒る。そして、「もう一度やり直ししたいか辞めるか自分達で、話して決めろ。」と投げ掛ける。 即座に全員「やり直します」 私は、気を取り直して行程部分を、もう一度きっちりと決めていくことからやり直す。途中で重要な合図のエミが行程合図をやらず、又もや次へ進まない状態で私から「ストップ」を掛ける。 合図の確認をエミと全員にして、もう一度やり直そうとすると、袖位置スタンバイしていたワニが「質問があります」。なに? と聞くと、「私は自分の所で、いつに捌ければいいのかが、分りません。」。私、「うん、それを今決める為にレッスンしてんだよ。レッスンの中で決めていく為にね。」と言いながら、肩透かしな質問だが、ワニは私が、解らない事は質問していい、と言った事に対して自分なりに何か質問を、と思い答えようとしていると思った。その努力しようとのワニの姿勢は、私の言った事が無駄ではない、と思わせてくれたとても嬉しい変化である。 そしてこのシーンの最後までの行程の取り決めを止めを入れながらやり、もう一度頭から今度は行程を踏襲したシーン作りとすることができた。 そしてこの日のレッスンは、私はとても感激をしたので、私の態変に於ける群舞の考えをディレクションして最後に終る。 態変の群舞とは、寝た切りの地面からの存在がいてくれてこそ初めて成り立つ、地面から存在する群舞として真似の出来ないものになる、という内容で。 帰りの全員の顔は、とても晴れ晴れとしていた。困難なものを一つ乗り越えた、と言う充実感である。 分析/ ・シーンとしてのレッスンの進みは遅いが、本公演に向けての芸術として、確実に掴みつつある。 ・通訳をもっと的確に早くして行くように注意する。言葉で伝えようとする限界かも知れないが、演者は自分の事は観れないのだから、成るべく客観視できるものは多く伝えておきたいと思う。 それが、舞台上で一人で立つ、彼ら彼女らの、その時の何かの役にきっと立つと思うからである。
by kim_manri
| 2007-03-16 00:07
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