KLPac稽古場P2〜P6
バンギの卒業式があるとの事でサバ・シャー・エミは休みを申告していて、この日は3人とも休み。昨日休んでいたマリヤニとワニは来ていてザヒダが体調不良の為急きょお休み。シャウル・ティアラ・キョン・マリヤニ・ワニの5人の人数少なめのレッスンとなる。車が渋滞に巻き込まれ遅い到着のメンバーもいる。マリヤニとその間を使って話をする。
KLPacの2階はどこも全館ガラス張りである。そこに稽古場が3つありその内の2つが外に面している所が全部ガラス張りである。マレーシアは赤道近くに位置していて殺人的紫外線降りそそぐ所だ。しかしこの近代建築は、自然光がさんさんと入って来る全面ガラス張りなので中に居ると、紫外線をもろにあびて結構疲れる。マレーシアの自然環境の中で人間が生き残る為の建物とは、ここは少しかけ離れているかも知れない。しかし、雰囲気的にはトロピカルな感じで、庭や池もあり、非常に良い施設の空間性を醸し出している。
そんな稽古場の小さな一室(ナラの児童演劇で使った道具のキノコの張りぼてがその部屋には置いてあるので日本から行った我々にはキノコ部屋と呼ばれている)でマリヤニと1時間半ぐらいかけて今後の展開について話をする。
終演後の役者紹介をどのようにするかについてを話す。日本の態変では金が全員の役者紹介をやるのが習わしなのだが、今回金がやってしまう役者紹介では、マレーシアで芽吹いた事が無になってしまう。今後続けて行く為に、自分達マレーシアの役者が行なうのが理想的だという話をマリヤニにする。マリヤニも意見交換の中で話が現実的に捉えられて来たようだ。
最後にマリヤニは、「金さんとこのような話が出来てとても嬉しいです。自分としても話したかったことなので、とても良かったです。ありがとうございました。」と述べた。
レッスン/
■その間稽古場では袖幕でのティアラ、シャウル、ワニに手伝ってもらっての幕介錯の練習。
■6シーン「バワンメラ」の役者、ワニとキョンとマリヤニしかおらず。この機会にワニとキョン集中して演出付けp4〜5半
この日は基金主催の会食会がようやく行なわれた。レッスン終了後、マレーシアの黒子全員と基金の下山所長出席で、大きなビルのガーデンでイタ飯。あまりたらふく食った感じもなく、黒子の慰労会といった所。
10時半に日本組はホテルへ向かい、お開きとなる。