昨日の祝日13日、何の日か。
関西テレビ夕方からのニュース番組に、テント公演『すがた現す者』で主役のチェを演じた、上月が態変の役者としての取材でテレビ・デビューする日。
我が家でも、テレビの前で時間にはスイッチ、オンで、観る。
初っぱなから出て来たのは、私が楽日にインタビューを受け話している映像。何だか嫌な予感。僅か10分程度なので、どんなふうに纏めているか、最後まで観ないと解らないと気を取り直す。上月紹介の声では「劇団最年少で、主役に抜擢」と、映像のバックに流れ、文字のインデックスには(31)。最年少の年齢は高いな〜、と分かる。
ビジュアル中心に構成されていて、気になっていた上月の話も私の話も、インタビューされ話した内容のほんの10分の1程度で、それも分かりやすい部分の簡単な話を抜き取り流している。
テレビはやっぱりこうやな、と。まっ、全く悪くはない、構成ではある。
この取材を受けるのに、まだ新人の上月へはインタビューで何を話すか、へは事前に話し込みをやり臨むことにした。実際には、ほんの少しの分かりやすい話抽出でも、その裏に流れる態変のポリシーや精神を改めて話することが大切と、それを見ながら思えた。
そして何と言っても、映し出される表現が、一番良くないと行けない。稽古風景からリハーサル風景と映し出される、上月の身体表現と私の演出している声を中心とした、「上月!」の言葉から始まる激を飛ばすところ。
上月の練習風景の、身体としてのものの映像は中々良くて、ホッと胸を撫で下ろす気分。それにしても演出の声が厳しく後ろに流され、上月の前向きな明る系の好青年降りが余計に引き立って、面白い対比の作りがプロデューサの腕。こちらとしても、今回の取材を受けた狙いは、バッチリ! といえる。
しかし、最後に関テレのコメンテーターより、締めとしてあった言葉「それにしても、演出は怖いですね〜。」 それに乗って、コメンテーターの一人のピーコからも「そうそう、ほんとに!」と秘かにうなずいている。
もう、観ていて私の家では、爆笑。
キャスターが「態変次回の公演を観たいですね。お知らせできれば、良いんですが、まだ決まっていないと言うことでお知らせが出来ないのが残念です。」と、上手く繋げて頂いた。ホント、ホント。これで、この芸術想像の為の、強面から明るい青年まで、幅広い真剣勝負は、本物の舞台を観ないと気が済まなくなるはず。バッチしやねー!
観れなかった人は、惜しかった!