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恒例、年に一度きりの大阪市大非常勤講師としての役目の、講義が7/11に済んだ。
私にとってこの講義が終わると、本格的な夏の到来を意味する。 前期に集中している新入生必修は、大阪市大にとって長年培われて来た経験の中で、市大生としてスタートを切るのに最低限持たせたい教養として、必修としての前期講義は主に人権に関するものが用意されている。 今年の大阪市大講義は、『劇団態変の身障者が身体表現を芸術として行う意義と展開』の タイトルで、私が3年間のマレーシアで取り組んだ「態変inマレーシア」プロジェクトを纏め たもので行った。 このプロジェクトは壮大で ○3年間と言う長期に渡る継続プロジェクトの規模。 ○未経験のアマチュア、それもマレーシア社会にとっておそらく、最底辺と言える障害者達 を舞台に上げる。 という、途方もなく未知の分野に手を付けるプロジェクトであった。 その資料は映像・写真・新聞記事と、膨大にある。 その今回の講義では、3年のプロジェクト後の展開、現地障害者で舞台に上がったマリヤニが、態変の公演に合わせ来日し研修し帰国して行った昨年10月までを含んだ。 講義では伝えたいエッセンスをダイレクトに届けられるようまとめ、学生に紹介し考えさせるものになるようにする。そして制限時間は90分講義の内、せいぜい内容に避けるのは60分内。 今回のような込み入ったプロジェクト内容を伝えるのに、整理して提示でき映像も多用できる、パソコンを駆使するプレゼンテーション形式は非常に適切な手段だと今回も感心した。 マレーシアでのプロジェクトのプレゼンテーションを、私が全面展開で直接行う、というのは、 年に一度のこの大阪市大講義ぐらいだ。 だから時間内で済ませることと内容を取ることとの両立に、プレゼン作成の準備にはそれはそれ は周到にそして徹底して間際にも関わらず行った。 そしてこの講義の最後にはいつも、態変役者に8~10分ぐらいのパフォーマンスをさせるのだが、今回は態変役者の福森と小泉、の2人の初対面で行った。 そしてこの日の講義が終わって感想を担当の堀先生によると、学生の最後の拍手はいつになく熱 く大きかったように思う、とのことであった。 このプロジェクトは終了した。我々は始まる当初、このプロジェクトを通しマレーシアの障害者 の中に、態変の種を残す、と言う目標を立てた。 私が態変に辿り着くまでの、障害者の自立を獲得する社会変革にかけた時間。そんなものを遥か に超えさせてみせる、真の芸術からの闘争があってもいい。それがマレーシアで実現出来た暁には、もう後戻りはできはしない。それが残す種なのだと。 我々がプロジェクト終了後マレーシアを後にすると、マレーシア現地では障害者自身が、態変を 知る前と後の狭間でもう後戻りの出来ないものを抱え、実現に向かわないと行けない番になる。 こんなに素晴らしい人間のひた向きに進む姿があり、夢を掴もうとする諦めない姿が、確かにあ った。それは忘れては決してならない。そればかりか、常に思い出すことで、後戻りはして欲しく ない、という祈りにも似たエールを、遠い日本の地で送り続けることになるのだ、と思う。 またまた、プレゼンに足りなかったものを思い出し、手を入れてどこかで遣るチャンスがあれば、と考えると遠く日本に居る私も、終わらせないことに具体的に繋がり、楽しくなるというもの。 ===== ●我が師、大野一雄先生は今年の10月、102才になられる。昔の数え年でいえば、正月が明け ると103才の計算になる。ベットに寝たきりとなられて、久しい。 一昨日ご自宅にお電話で、家族の方にご様子をお聞きすると、顔色も良く調子が良い、との ことだ。驚異的なその存在を、お聞きするだけでも、嬉しくなる。本当に凄い方との出会いを 頂け、有り難い限り。 ●私のルポが掲載されたー婦人公論-8/7発売とのこと。大野慶人さんにもご協力頂いた。 是非、ご注目して頂き、店頭で手に取って見て頂けたらと思う。 ---08.7.20(日)金満里
by kim_manri
| 2008-07-30 14:49
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