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,,~目座視90~"
ホント、にきついインフルエンザ(私はA新型と思っているが)でした。余りの長引きに、高熱下がってから、病院通い。肺のレントゲンを撮ってもらったり、採血でアレルギー検査してもらっ たりと、ようやく先週当りから痰の咳がでなくなった状態です。 そうこうしていると夏がアッという間に終わって行く勢い。 今年は熱中症に悩まされる暇なく、長い梅雨と一月と半のインフルエンザに垣間みる、一瞬の夏を探し惜しんでいます。 もう直ぐみなさんに、新作態変『ファン・ウンド潜伏記』公演に向けて、お知らせが、手元に届けられると思います。 『ファン・ウンド潜伏記』の作品作りが、先の風邪で3週間は演出抜きでの稽古となり、劇団員に大きくダメージを与えましたが、大急ぎに挽回を計り毎週の日曜全体稽古は残すところ3回と迫っていますが、作品としては最終詰めの段階に入りました。 今回の作品は私にとっても、悩みの多いものとなりそうだったのですが、風邪が怪我の功名といえ休んでいる間、意外と躍起にならずに自己への熟成として静かに受け止められる心の準備となっ たように思います。 きっとこれはファン・ウンドが私に用意してくれた、適度な加熱の仕方だったのかも知れない、とファン・ウンドとの対話としています。 それほど、今回の韓国を題材にする作品について、始めから気構えだけではとても扱えなかった代物です。 それは、私のソロ作品の『ウリ・オモニ』でそのときの母の死と言うのを切っ掛けに、、私が起こしてきた態変という超アバンギャルドな身体表現を持って、韓国古典芸能との精神的な葛藤を、側面的に取り扱うことは始まっていました。 身障者の身体表現を私が態変として追求する当初より、無意識的に或は確信犯的に、韓国の古典芸能への憧れとそれ故に越境したいという強い思い、が向わせているのは事実でした。 しかしそれを真正面から、態変の構成メンバーの全部の日本人達が自己の身体表現を捉えるときの、肯定的材料として自覚的にやっていたかというと、それは別問題なことです。 だからずっと私には、そこのところを出すことには、躊躇がありました。 稽古に入ってもそうでした。 しかし、今回の特別出演の金君姫氏との出会い、そしてもう一つが情報誌イマージュで花田春兆さんとの対談を行うことで、私の中で吹っ切れるものがあったのです。 現実的な大きな欠落感というか喪失感というか、そのようなものを、しっかりと自覚した中での自己の立ち位置の確認。そういった引き受け方が必要なんではないか。そういう現実感に、殆ど私は晒されて来なかった、ということに気付かされたのです。 韓国という私にとって、自己の寄るすべの持たない曖昧な現実へ、正面切って態変を使ってそのままで切り込むような、今回の『ファン・ウンド潜伏記』の作品作りへは、そのこと自体がそれ自体で必要なことなんではないか、ということにようやく気付いた次第です。 -憧れと越境していく心、は挫折というカテゴリーには、関係なくなる- そんな心の底を直視する、今回の作品作りは私にとっての必然としてあらばならなかったのです。 とにかく今、創るプロセスを楽しんでいます。大いに、ぶち破って先を見ようと、意気盛んに!!
by kim_manri
| 2009-08-28 14:51
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