4/2朝。昨日からぽつぽつだった雨が、かなり本格的に振っている。北欧に来てからこの季節柄か、雨が多い。北欧はどこもホテルのチェックアウトは昼の12時前。とても朝の身支度に時間の掛かる、特に便出しには神経を使わないとならない私のような重度障害者に取っては、とてもありがたいこと。
なぜ前の日にオスロかというと、ノルウェーの首都オスロから次の移動先のスウェーデンの南の端へと移動の為だ。オスロ駅からスウェーデンへの列車の始発はp1ということで、乗り込む前に、ムンクの-叫び-を観に美術館に立ち寄ろうと、荷物と雨を考えてタクシーを飛ばす。しかし、4/1から始まり一週間イースターというキリストの感謝祭で、大型連休に当たってしまって、開館時間が平常より1時間遅れの12時と、ガーン!、門の前で閉出し。
そのままタクシーに近い駅へと向ってもらう。
駅の乗車切符を買うのにも一苦労。こちらのシステムは、空き席を発表されてから、歳入性で購入していく。ので、後になるほど値段が跳ね上がっていくし、下手をすれば無いかも知れないしである。カウンターへ行き言葉でのチケット取り。今回の交渉には、子の里馬が当たっていて、何とか通じさせているから頼もしい限り。
我々のような外国の、予約のし難い旅行者は、駅には時間は多めに行かないといけないということで、美術館にのんきに観ていたら乗れなかったかもね、とか言いながら買えて一安心。小さい時からサバイバル系の海外の旅へ、引っ張り出していた甲斐があったか、と親ばかをさせてもらう。
まだまだ寒い広いオスロの風よけの無いホームには出ずに、駅構内で列車を待つ。
オスロも多様な人種がひしめき合っているようすで、行き交う人々は黒人も多く見られ、ムスリム・インド系、勿論白人は多数派であるが。そして黄色系の中国・日本もいる。
食事を買い込み、スウェーデンの目的地は南の端ヴェクショー目指し、到着時間はp10:30という、長い列車の旅へと。終わりの方で途中乗り換えて。
私はこれまで北欧には全く興味はなかった。特にスウェーデンは、福祉国家というふれこみにはどこかうさん臭さが漂っていて、行きたいとは思ったことはなかった国だ。