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5月6日(木)、いよいよ終りの日が来る。
昨日は休みの日で一昨日からの今日3回目である。 今日なんと! 何か手伝えることがあればとボランティア志願の16才〜19才までのハジャ・プロダクション・スクールの学生が9人とその先生が来てくれた。これは私が出した目座視通信に答える形で、上野千鶴子さんが韓国の知り合いに当たってくれたもの。恐るべきまさしくこれぞネットッワークの力、と実感する。韓国に到着してからネットでやり取りしそしてようやく終りのワークショップへ生徒を引き連れ。駆け付けてくれたというわけだ。 始めに少し紹介、そして見学、そしてエキストラ候補たちへの最後の発表にはレオタードを着るのに、介護として大いに役立って貰った。 そしてワークショップ自体。 今日は全体で参加者9人。初回は確か14人、残った確率65%。半分以下になるかと思っていたがまずまずの残り具合だ。 プレゼンテーションによる「金満里の身体表現とは」、について30分のレクチャー。 一昨日の前半までの寝た姿勢から座り、立ちの3姿勢へと氣を中心に移っていくというのを1時間20分かけ行う。 一昨日のソンランは、プレッシャーがかかったのか「足が硬くて思うように曲がってくれません」と本人が言うように体を起こすことは遣ろうとするがままならずすぐにこけてしまう。目的意識を持ってやらなければと思ってしまうと体がかえって緊張し、そのことを受け入れられなくなるもの。別に、やらなければならないことはないのだから、自分の身体に耳を済ませ、身体の声を聞くこと。それがあなたの一番の表現なんだからと言う。ソンランの奇跡はやはりあまりにも大き過ぎて彼女自身がそれを期待し、期待されることへの身体的負担としていることはうなずける。この日は自力で起きあがるだけでなく、起きあがった所まで黒子に行わせてそこから前に進むことをやるように指示する。 そしてレオタード着替えを行い、態変役者プチ体験。非常にいい具合に座りから立ち姿勢までの身体の構図が舞台に広がる。曲は韓国の古典民謡の楽器のみを使う。みんなにとってやはり韓国の普通の若者として、古典民謡は慣れ親しみのないものなんだということが、その身体が別段何の感情もなく淡々と行っていた所で感じた。が、これはレオタード着替え後の私のレクチャーで決して音楽に引きずられることがいいとは態変の身体では捉えていないので音楽を引き剥がすぐらいの自立した身体として表現するように、と言ったことに素直に準じているのかもしれない。何の感情移入もなく、その韓国古典民謡の音楽と、淡々と身体が氣を探り変質の指示を受け取ろうとしている身体なのかもしれない。そのシーンは本人たちも解らないだろうし、その身体自身にしかわからないこと。よって言葉では確かめようのないこと。しかし立ち姿勢の配分が非常に全体の中では3人といったいい具合の人数で、今日程立ち姿勢の浮遊感を美しいと思ったことはこれまでになかった。そして上手下手へわかれて敵陣へクロスして相手の陣地へ座り直すという所を、仕切り直しをして行う。全体のゆっくりとした緊迫感の中でソンランと、初日にいて中日休み、今日出て来たキョンウの寝た切りと座りのゆっくりペースでの進み、その殆ど気付かないくらいの変化といったものが非常に際立って相互的になんとも言えない空間を形成していた。そして今日はソンランを先頭に、寝た切りのキョンウを後ろに付け、その又後ろに座り姿勢の全員を配置し直させ前に進む、ということをやらせる。 そこで時間切れとなりわずかにその群衆の先端として宇宙い切り込む矢のように、それは確かに放たれる瞬間を見届け、行き付く先まではおあずけとそこでストップをかけ終了とする。 その後沢山のお客さんへの対応と取材などで、エキストラ候補たちへの聞き取りは日本から同行したスタッフと役者に任せる。 とにかくレオタード体験と一つの作品として少しでも完結させるという方向で欲張りもしたが、その甲斐はあったのではなかろうか。これはこの先にどのように繋がっていくか、特に7月に第二弾を開催しようとしている現段階での一つの大き金字塔となることは間違いなし。そして今回このプロジェクトを非常に意識的に手伝いたいとするボランティアも韓国にはいた、という大きな前進と発見、そして身体表現を行っているグループとの接触など、具体的に何か動きを付くてくれそうな動きも見え、帰国する8日の早朝8時半〜10時にその人たちにホテルまで来てもらい、まずは会を持つことにした。帰国する飛行機に乗り遅れるか危うい時間設定の会である。しかしこの機運を少しでも先に繋げる為、この韓国滞在中にはもうひとつ何かリアクションを行う必要があるという私の直感である。
by kim_manri
| 2010-05-07 02:43
| 芸術の庭
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