この長い道のりは全て今日という日を迎えるためのもの。初日、とは、とっておきの日だ。
2012.10.5(金)開演p7:30予定が10分遅れで40分開演開始。
公演日になっての午前にチケット完売が判り、うれしい悲鳴。完売、本当に言い響だ!
朝日新聞の東京本社へ戻られた今村さんが、京都出張と初日公演を合わせられた、とフェイスブックに急遽入りこれは凄いと思う。
役者7名、女3名・男4名。スタッフは、そこに介護者が3名に着く。ウィングフィールドへは2年半前の私のソロ『天にもぐり地にのぼる』を初演させていただいて以来で、それも劇団となるともっと前になり、今回の役者福森が欠け多分いつもよりはやや少人数といっても、ウィングでの狭い環境での劇団本公演への記憶を思い出さずにホール入りし、やっぱり溢れかえっている楽屋だ。
劇団の裏方は黒子・メイク・炊き出し・受付、とそれぞれに班ができ、すごい人数である。
それでも、楽屋は広い部屋を一つ当てられ、女楽屋は平台を全て動員し高く上げてしまって仕切りで隔絶感を出し、快適である。
公演は始まりだけが少し引っ掛ったが、後は非常に上手く行った!
今回は役者の身体性を引き立たせ空間を問題にするために、道具関係の装置が多く黒子が果たす役割が大きい。役者と黒子の信頼関係無くては成り立たない。これまで以上に、そこが問題となる作品の作りだ。
観客の皆さんへも、楽しんでいただけた様子で、良い反応を沢山いただけ幸せな初日であった。
さて今日は明日と連続、一日2回公演のハードルが待ち構える日である。役者の体を元気にもたせ、けがのおきないように黒子共々、更にいい公演にしていきより多くの観客と対面していける舞台へとできれば、という気持ちである。