V ★★金の友人へ向け、Bcc同報にて
(~) ,,~目座視140~" 送信させて頂きます。転送お断りです。★★
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みなさん、お変わりありませんか?
やはりこれを出さないと、一つが終わった気にならない、という目座視です。
『ルンタ』態変公演では、宣伝や観劇へと、ご協力いただいたことへ、いつもながら本当に感謝に堪えません。
今回の目指した集客は5回公演で445名と、当初描いた700まで行かずとも500は目指したい、ところを苦戦致しました。しかし、それでも観客がどこも伸びない、小演劇で、よくぞここまで健闘したと思います。
本当に最近、自分たちの創り出す舞台が踏ん張ってでも、この地にこの時代に存在する意味について、
大きく考えを及ぼしながらやっていかねばいけない、と襟を正す気持ちでいます。
それは、少しでも人類にとっていい方向を描けるものにしようと出来ているのか、それとも自己満足にしかならないのか、といった自問の繰り返しでもあります。
でも今回、公演をしながら気付いたことがあります。
3月のABCホールに続いて私達にとって新天地である、大阪梅田のヘップホールで行って、
本当にこれまでなかなか公演を観に来れなかった、といった人達が公演終わりに残ってくれて、
ホールへ駆け付けて頂けた顔に出会ってご挨拶や感激の対面をすることで、
「本当に、こうして、態変公演を打つことで、発信し続ける開拓と継続が、駆け付けて頂ける場を作れている。
それは、何と舞台冥利で幸せなことであるか」と、しみじみと実感したことです。
一つの所に収まず枠をぶち破ろうと足掻き藻掻くことを止めない、例えそれが目に見える成果であるとか成功だとかではなくても、別次元での、人と人との間に及ぼす、影響し合う刺激が、喜びであり最も大事なことではないのだろうか、と。
それを諦めずに、やり続ける。そいうことなんだな、というこれまでにはなかった、見返りを求めない無償の幸福感といったもの、を確かな実感で掴めたことです。
勿論これには大きく、アーティストの生演奏での音楽のお2人、ウォン・ウィンツァンと山本公成の力強い魂があってのことです。そして、舞台を支え続けてくれた、バックステージの多くのスタッフたちに恵まれたことにも、言葉に言い尽くせぬほどの感謝です。
舞台を務められる、我々の身体表現がある限り、このことは前を目指す芸術でこそ応えていけねばと思い至った次第です。
今にしてようやくそこに至れた、まだまだ未熟な私共ですが、今回の思いをみなさんへのお礼に書き留め、この先へと歩を進める所存でいます。
今後とも、よろしくお願い致します。
Manri Kim