安保関連法案が安倍政権によって、致命的な日本の変化をきたす重要立法を国民の真意を問うことなく、アメリカの戦争加担をやりやすい法案可決を勝手に暴走し来週にも強行採決しようとしている。
秘密保護法・集団的自衛権、といったこの間問題になっている戦争放棄を謳う日本の平和憲法の、特に九条への実質骨抜きをやっていく安倍の目論見で、大きい憲法違反を今9月延長国会で成立させよという重大な事態。
日本はかつてない全民の生命線に関わる、戦争をやる歴史を逆戻りにしようという、岐路に立っている。
この酷い動きへ、日本中の若者が立ち上がり、抗議行動を開始している。
状況は若者が真に未来へ責任を取れる由なもなく、非常に危険な戦争への道を、安倍の政権を誕生させた日本の選挙選びのツケを、一挙に若者が被る形の危機的ファシズムの方向である。
安倍内閣の行う暴力性は、マスコミを懐柔し、批判報道の言論を押し込めている一方で、安倍第二次政権誕生の時期といつにして胎動しだした、差別先導主義の在特会(「在日韓国朝鮮人の特権を認めない会」の略称)を野放しに、寧ろ養護しながら安倍政権の支持母体である戦後復古主義が主張する、第二次世界大戦のアジアへの侵略戦争は正しかった、とする韓国・朝鮮人・中国敵視・沖縄にも及ぶ、それら歴史認識への差別政策遂行である。
この事態に来て、私は、障碍者として優生思想で抹殺されてきた暗い歴史を抗する、芸術家として、在日コリアンの標的となる社会構成員として受ける差別を、それら全てを網羅する芸術の力を発揮する。
常に闘い、魂の復権を現実化できるムーブメントを表現することに、芸術がある、と人間の存在を懸ける。