5月3日の今日祝日は、憲法記念日。
朝から衝撃が走る。泥憲和(のりかず)さんガン闘病だったが、亡くなられた、のFb上での息子さんの報告。
安倍政権の自衛隊を戦争に駆り立てる数々の立法への悪事に対する、元自衛官としての泥さんの反対攻撃は説得力あって、安倍のアキレス腱に食い付く勢いで、民衆の味方としてある意味希望であった。
私は一度だけ講演をお聞きした。
それは自宅のすぐ裏にある老人ホームに「つどいホール」という会場があり、そこで地域の企画としてあった講演だった。
プレゼン形式での図解・写真入りでの、自衛隊が日本の平和憲法の元で如何に世界の中に、武器を持たず信頼された働きをし国際友好に一役買っているか。
安倍政権の戦争法案(その時分は法案の通る前での、反対する動きのときである)がそれを全部塗り替えてしまう、恐ろしいものか。
について解りやすくお話して頂いて、それまで自衛隊への拒否感しかなかく、自衛隊=右翼といったステレオタイプでしか見ていなかった私は、確実に自衛隊への印象が変わった。
そんな今日、初めて憲法記念日の集会に、扇町公園に行ってパレード(と、主催者は呼んでいたが、デモでいいと思う)にも参加してきた。
沖縄の辺野古でのおばぁとご自身で言われていた方の話が、説得力あって胸を打つ。そしてシリア、南スーダンに詳しいジャーナリストの西谷文和さんの話が、驚く現実を手短に切り取って迫力で良かった。
自分のこれまでの社会への理解が、年齢を経るに連れて、それまであった同じ情報でも実は全く判っていなく、それらが繋がりとして理解の幅が広がって自分に迫ってくる、という経験を最近はよく感じる。
歴史や社会への責任という、後どれだけの年数を生き触れられるか、という焦りと後輩への眼差しと言うものかもしれない。
日本国憲法が制定されたのが今日という日で、憲法の誕生日だ、ということにも無頓着だったのであるが、今日の集会へ行ってみてその憲法は出来て今日で70年目に当たる、70才の誕生日を迎えたということ。
この憲法は今、傷だらけで瀕死の状態で、安倍政権下では殺されかかっている。
泥さんの名前、憲和、はまさしく日本の平和憲法の元で憲法を守り、憲法を守るから平和からも守られる、という講演会でもご自分の名前を自慢しておられたのだ、とようやく今日になって日本の平和憲法の重要さが身にしみた。