公演が終わり、もう17日が過ぎた。
この公演で今準備の、情報誌イマージュVol.69への金滿里のページに、原稿を寄せた。
少しづつ思いが言葉に乗って来る頃、思わぬ贈り物に、嬉しくなった。
それは、公演で贈っていただいた大野慶人先生のお花だ。
大野一雄先生がこよなく愛された、ご自宅のお庭を(その写真も圭子さんが送ってくださっていた。)イメージして作られた、花籠だ。
うちの舞台監督が運転する車で、大阪まで運ばれ、無事に我家の床の間で飾っていた。
もうそろそろ枯れてきたので、ほどいて見ようと、すると、どうだろう。
可憐な花たちの下にはビッシリと土が入っていて、土に植えられていたのだ!
これは、このまま小さいうちの庭にそのまま植えれば、大野先生のお庭が、うちにも来ることになる。
早々に介護者に掘ってもらい、残った花の寄せ植え、完了! 花たちも、元気に蘇ったようだ。
思わず嬉しくて、大野先生のお宅に、二度のプレゼントの喜びをお伝えすべく、ご報告の電話をかける。
なんて、勿体無い、公演後の至福であろうか。
圭子さん撮影の、大野先生のお宅の庭猫の額の我家の庭に
残った花たち
劇場:いただいた花籠 photo by bozzo