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今日3月11日、は態変パフォーマーの、福森慶之介が亡くなった、命日。6年になる。
東日本大震災があって1年目の2012年は、福森の死去と態変運営の危機で自主運営に切り替える、大変な年だった。 福森は態変ホームページにもあるが、自主運営に切りかえる2012年4月、を見ず僅か一ヶ月を切る前に、逝った。 2012年ヒミツ大学が企画する、維新派の松本雄吉と私のトークセッションの土曜日だった3月11日未明、入院先の西淀病院から電話で、福森が息を引き取った、という知らさを受けた。 私と仙城さんは、急ぎで介護をお起こして私の身支度をやり、私と仙城さんだけでタクシーに乗り込んだ。 様態悪化で個室に移されていた福森は、その傍らに奥さんのふみえさんが居て、車イスで駆けつけた私をふみえさんに通され入った。 ベッドでの福森は、少し左横に顔を傾け、肩の傍らに携帯電話があり、眠ったような安堵な表情で横たわっていた。 それを見て私は、福森は、たった一人で誰にも看取られずとも、この世に思い残すものはない平安な心で、息を静かに引き取ったのだ、と判った。 そして、最後まで携帯電話をかた見放さず、いつでも誰かへ、自分がいることを信号できる体制は万全に整えて、それをサインとし、逝った。と、私は心のなかで「福森らしいな」と思った。 末期ガンと分ってから、一緒に追手前病院・西淀病院と、親族代わりに付いて行っていて常に相談に乗っていて、アドバイスもやっていた。 ・延命治療はしない ・最後まで舞台人としての自分としてありたい この2点を支えに、『 一世一代福森慶之介 又、何処かで』上演を2月4・5日に終えたところだったのだ。 それから35日目に旅立っていった。 気が付くと、遺体安置も葬儀場も決まっていなく、不安な病院とふみえさんを感じ、これは大変だ、と取り敢えず病院のPCを借り思い当たる葬儀場を検索し電話かけをした。 そこに福森の亡骸を移し葬儀場とする。 午前にはそこまで用意し、ヒミツ大学の企画へとイマージュへと、松本雄吉とのトークセッションへ臨む。 松本さんに「今日、福森が他界した。」と伝えると、予てから福森のことは「あの人は、障碍者とは思われへんね。」という言い方で評価していた松本さんは、絶句し、「言う言葉を、失う。」と心中を察した大人の態度で助かった。その松本さんも、もう今は亡き人である。 葬儀も、福森の主義道理無宗教で、態変が仕切る形で執り行えた。 福森の死、という一つの命の消滅と、代わるようにやって来た劇団存続の危機から引いた自主運営の再生。 2つがこの時期には去来する。 態変ホームページより http://taihen.o.oo7.jp/past-pf/fukumori/fukumori.html :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: フェイスブックへ掲載 今日、東日本大震災7年、うちのパフォーマー福森慶之介亡くなって6年、のメモリアルに当たる。
一貫して韓国で言う、恨む=ハン、を忘れず。 福森の追悼会でもやりたいところでも、私に力なくてゴメンね、福森。 いつも見守ってくれて、ありがとう。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
by kim_manri
| 2018-03-11 16:36
| 芸術の庭
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