3月21日(祝 木)
17日日曜稽古で、今日は祝日稽古。
30分だけ、ディレクションで顔を出す。といいながら、1時間にはなってしまった。
そして、みんなで、泣いた。
胸においかぶさる、時代の空気を感じることが、魂の表現。
Nz クライストチャーチで起こった50人銃殺事件、白人至上主義者による犯行。
今回の態変新作『箱庭弁当』で、エキストラをオーディションで募集をかけ、
ギュッと詰まった閉塞空間から、思い思いに飛び出し、
いろんなところへブチまけ街中を彩りにしていくような、思いもよらない広がりあるシーンに起用したい。
それは、舞台経験のない一般の身障者が醸し出す、きっと内面にある爆発したいエネルギー。
そういうものだ。
これは、2016年7月26日に起きた相模原施設障碍者19名大虐殺事件の、殺された障碍者たちが
今だ、氏名を好評されず顔も隠され続け、この7月26日で3年目になるという、どこまでも悔しさしかない現状へ。
この事件の19名の、殺された被害者たちに思いを馳せ、作りたいシーンということ。
シーンは、殺された19名は、みんなが住み活動する街に出て行きたい、みんなと同じ空間で泣いたり笑ったりし
それぞれの具材の違いがあって、持ち味を大切に出し合い、それが混ざりあって思いもよらないハーモニーある
ちらし寿司でも、ごった煮でも、いい、
19名に、苦しい目をした思いを、
今、生きている私たち障碍者の身体が代りになって、語って開放させ、捧げる。
ものにしたい。
これこそが、優生思想とは違う身体の有り様、なんだと舞台を彩りたい。
それは、19名に連なる、人種・宗教・属性、によって差別され一方的に一瞬にして
たった一人の実行犯によって、命を奪われ存在を消された、無抵抗の多数がいるということ。
丸腰でひ弱で無力な、障碍者とモスクで祈りを捧げる移民労働者モスリム、が、ヘイトクライムされている、という現実への
殺すな!へのメッセージとして。
オーディション4月28日(日)
詳しい情報は態変ホームページ http://taihen.o.oo7.jp/upcoming/2019audit.html