8月28日(水)
強い風と雨がいきなり振り付ける変な気候。
8月はいつも金滿里身体芸術研究所もヘーゲル勉強会も夏休みに入る。
さすがに最近の猛暑の夏となれば、夏休みの意味が増す。
だが、今年の夏休みは予てからの懸案だった、「夏休み 金滿里の身体発見の表現ワークショップ 2日間」を開催した。
2日間に渡っての13時間、完全参加を条件に募集。
夏の気だるさに加えて、ヒリヒリと新たな発見に満ちた期待を、子どもの頃にあったワクワク感。
学校の宿題の夏休みの友はそっちのけで、非日常を林間学校や作品展ではガンバって工夫を楽しんだ。
そんな夏は子どもの世界だけには譲れない。
金滿里ワールドで充分に発揮して楽しもうと。
初日から私の指導で、参加者が動きながら無意識に「最高や」とつぶやきが思わず漏れたり、泣き出していたり。
作為的でない人の無意識な感情の部分を、身体の声を聞く能力にみんなで引っ張って行くような、感激がそこここに渦巻いたいた。
予定調和をぶっ壊すには、この機会を逃す手はないという直感で、最後の日の総仕上げに
態変の舞台の衣装レオタードにみんなは、きれいに着替えていて、
25分ぐらいに奇跡的に仕上がった小作品を、若干4名の観客の前で披露もできた。
身体の無意識に潜むものを野生の命を取り戻したい、という表現の力は、
態変であってとても普遍的なんだ、という実験があった2日間だった。