迎春
皆さまのお陰様で、『月下咆哮』非常に好評を得た公演と、することが出来ました。
年の瀬にも関わらず、楽日の60人が最多を数え、5回公演の総数220人の観客の皆さんに観て戴く事ができました。2日目の公演では東京は不意の嵐となり、豪雨と風吹き荒れる中にも関わらず、京都から駆付けて戴いた方や、その後も仙台や広島と観客の地域は広がってホールへお集まり戴きました。
今回の『月下咆哮』5日間の公演へ、音響として監修である大野慶人氏が、全て立ち合って音出しをしてくださり、作品へ魂を吹き込む公演とできました。この作品を作り一人で演じ手切る者として、冥利に尽きると感じております。
そして何よりも、観て頂いた観客の皆さまから、非常に厚く高い作品への評価を頂けることができましたことに、心から嬉しく思います。皆さまの忙しい最中にも関わらず、2006年の滑り込み最後にでもとにかく、『月下咆哮』の作品を東京の皆さまに是非とも観て頂きたいと思っただけの、観客からの反応をしっかりと得られましたことに、私は最大の悦
びを感じております。
今回の『月下咆哮』東京公演をさせて頂き、私自身この作品に対する自信を深めさせて頂けました。
これも、私を含め大阪から僅か5人という少数精鋭で東京公演に向かうことができた裏を支える、東京でのバックアップ体制でした。それは、我が東京応援団と今回新な動きとして大野一雄舞踏研究所の皆さんの、強力なご支援の賜物と感謝に堪えません。
無茶なことでも、やりたいという私の動機を止めず、影に日に促していただける皆さまの協力があってこそと、改めて皆さまに生かされる実感です。
本当に、ありがとう御座いました。
2007年1月1日
金満里